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【ネタバレ】「きみと、波にのれたら」試写会の感想!これは…めっちゃ幸せな時に観たら楽しかったかも!←

「きみと、波にのれたら」の試写会に行ってきた 自由に書いてる
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映画「きみと、波にのれたら」の試写会に行ってきました!おきピン!(@okipin_)です。

常日頃より、本当におすすめだと思うものしかおすすめしないって決めてます。

今回のこの作品、

おすすめしづらい…!

いいとこいっぱいあった!きれいな映像満載だった!

それでもおすすめにならないというのは私のココロが醜いからですかね…。

私がおすすめできない映画「きみと、波にのれたら」ネタバレありお世辞なしのレビューです。

基本情報を飛ばしたい場合は目次の4.からどうぞ

きみと、波にのれたら

 

公式サイト: https://kimi-nami.com/

5行でわかるあらすじ

※公式サイトに載ってる情報のみ

・大学生のひな子が火事騒動に巻き込まれ、消防士の港に出会う。

・2人は恋に落ちる

・ところが、港が海の事故で命を落とす

・悲しみにくれるひな子が2人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に死んだはずの港が現れる。

・なぜあらわれた!そして今後2人はどうなる⁉

という話。

【予告映像】

登場人物

雛罌粟 港(ひなげし みなと)

消防士。正義感が強く仕事でも信頼されている。器用で何でもそつなくこなす。海の事故で命を落としてしまうが、ひな子の歌をきっかけに再び現れる。(公式サイトより)

片寄 涼太(かたよせ りょうた)

ダンス&ボーカルグループGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル。ドラマ「GTO」(14年)で俳優デビュー、アニメーション映画への声の出演は本作が初。

向水 ひな子(むかいみず ひなこ)

大学生。サーフィンが大好きでその腕前もかなりのもの。明るくあっけらかんとした性格だが、自分の未来については自信を持てずにいる。(公式サイトより)

川栄 李奈(かわえい りな)

AKB48の元メンバー、現女優。舞台「AZUMI 幕末編」(15年)で初舞台初主演を務め高い演技力が話題となる。アニメーション映画への声の出演としては、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(17年)、『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(18年)など。

雛罌粟 洋子(ひなげし ようこ)

港の妹で高校生。誰に対してもぶっきらぼうな態度を取る一方、兄を慕っている。(公式サイトより)

松本 穂香(まつもと ほのか)

連続テレビ小説「ひよっこ」(17年)への出演で注目を集めた大阪出身の女優さん。テレビドラマでは「この世界の片隅に」(18年)で、3000人を超える中からオーディションを勝ち抜きヒロイン“すず”役に抜擢されたことでも多くの人に知られています。

川村 山葵(かわむら わさび)

新人消防士で港の後輩。人懐っこい性格だが、仕事では失敗ばかりを繰り返し、消防士としてはまだ半人前。(公式サイトより)

伊藤 健太郎(いとう けんたろう)

ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(14年)で俳優デビューした東京出身の今注目を集めてる若手俳優さん。

この先、ネタバレあり!!

全体の感想

青色や水、透明感、涼やかさ。みんな私の大好きなもので、そういったものがたくさん見れるんだろうな♪って期待通りの美しいシーンの多い作品でした。

特に、最後の建物から流れ落ちる水で波乗りをするシーンは現実では絶対にありえない「サーフィン×夜の街の明かり」の組み合わせがとってもキレイで、幻想的…♪

 

それで、なぜおすすめにならないのか

あなたの心に左右される

ずーっと感じてたのは「焼け石に水」という言葉。

焼け石に水とは↓
わずかばかりの努力や援助では、効果がほとんど期待できないことのたとえ。

私のココロが死にすぎていて、恋する2人の美しい様子がまったく沁みてこず、それどころか心に触れた瞬間、

ジュワッ

と蒸発するような気すらしました。焼け石に水。

2人が幸せであればあるほど、ジュワッ

ひな子が港への思いでいっぱいで周りが見えてない行動をするたびに、ジュワッ

 

ここで「わかる~!わかるよ~!その気持ち!」ってなれない私が悪いよね!

私にとっては「なんだか綺麗なものが通り過ぎたなー…」って感じで心に残らなかった。

もしかしたら、映画を観ながら思う相手がいれば、また違ったかもしれない…。

私にとっておすすめ作品ではありませんが、もし今、あなたが恋してたら大切な作品の一つになるかもしれません

ホラーかな?

ただ、残念ながら私は恋するモードではなかったので、「これはホラーかな?」って感じる部分が多かった。

自分にしか見えない死んだはずの港

周りからすればおかしくなったようにしか見えません。(どーん)

とくに自分の身長より大きなビニールのスナメリ型のクッションに水をためて、「港」として連れて外出する様子…

怖すぎるやろ…!

 

そういう感じの話いろいろあるけど、ひな子にはその事実を隠したり、周囲からどう思われているか気にすることがなくて、

港はいるの!」って言ってきかないし、

羽交い絞めで止められても全力で歌いだすし(歌うと港が出てくる)、

やはり一番は人目を気にせずスナメリの人形と歩いてるシーンがほんと怖かった…

 

最後はハッピーエンドになるはずと信じて、ちゃんとそうなったからよかったけど、「彼女が狂ってく」というテーマでいくらでもホラーになりうると思った。

これも、私が恋してたら「わかる~」ってなるのかしら…
だとしたら、それも怖いな…と今の私は思う←

 

すきなとこ

【女友達も妹も辛口】

この作品の一番好きなとこは、ひな子の2人の友達と港の妹・洋子がみんな辛口女子なとこ!

みんな辛辣なの笑った!素敵!

特に妹の洋子は観ている人の中には嫌いになる人も多いんじゃないかってぐらいツンケンして、いやぁな感じを前面に出しているんですが、

そんなパーソナリティーを「そのままの洋子でいい」って受け入れられるシーンがあって、それってそのまま制作者のメッセージだと思うから、いいな~って思います。

逆に港の後輩の山葵は、「俺なんか…」っていうグジグジした人なんだけど、その子もそのままでいいって受け入れられる。

よくいる頼もしい兄貴分キャラとか、おっとりして優しい女友達みたいなステレオタイプのキャラがいなくて、かつその個性を受け入れてもらえる感じが好きでした。

女友達2人は通称「毒グモ」と「コブラ」だからねw(たしか)

好きすぎる!

【ラストのひな子の選択】

もうひとついいなって思ったのはラスト

山葵からアプローチを受けたひな子だけど、最後はひとりで波にのってた

「次の波が来る」「いつまでも波にのれないままじゃいけない」と、港から「次(の男)」を促される表現があったけど、物語の行きつく結末が、「港じゃない誰かと幸せになること」じゃなかったのは今風だなって思った。

「女ひとりでは幸せにはなりえない」という昔はあたりまえだった思想がもうない。

別のだれかを見つけてくっつくこと=ハッピーエンドではない、もうひとりで波にのれるひな子の姿が自信に満ちて輝いてました。

もちろん、この先ひな子が別のだれかと幸せになる未来があってもいいけど、映画の結末はひとりで。それも「私には港がいるから…!」とかの理由じゃなくてひとりで立ってるのが素敵だなって思いました。

あと、

予告映像でひな子が泣いているシーンを見た時は「彼がなくなってすぐのシーンだろうな」と思ったけど、

港が亡くなってすぐのシーンじゃなかった!やっともう港がいないことを受け入れることができて、やっと泣けるというシーンでした。

良い裏切りを受けました。こっちの方が何倍もいい!

【川栄が可愛い】

あとは、ひな子の声の主、川栄がずっとかわいかった(重要)

かなり頻繁に歌のシーンがあって、しょっちゅうしょっちゅう同じ歌が繰り返されるんだけど、川栄の声は不快じゃなかったです。

まとめ

素敵な部分が多く美しい作品なのに、私のココロが死に過ぎていて響かなかった
今めっちゃ幸せで、誰かを想いながらみれる人にはいいかも!

おすすめはしません。


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