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【「シン・ゴジラ」放送記念】フィリピンで上映された「シン・ゴジラ」にがっかりを飛び越えて、絶望した話

フィリピンで観た「シン・ゴジラ」に絶望した話 自由に書いてる
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こんにちは!

映画「シン・ゴジラ」が好きです、おきピン!(@okipin_)です。

本日(2018年12月16日)
日本ではテレビで「シン・ゴジラ」がやっていました。それを見ながら書いています。

実はフィリピンでも2年前に「シン・ゴジラ」が上映されていました。

結論から言います。
今回はフィリピンで観た「シン・ゴジラ」にがっっっっかりした話

「シン・ゴジラ」自体の内容については深く言及せず、ネタバレも控えています。

おきピン!はシン・ゴジラが好きです

2016年の夏に福岡市美術館の「シン・ゴジラ」にも会いに行ったし、

今月、東京に行った際に、日比谷にも足を運んできました。

「シン・ゴジラ」が上映されたときはフィリピン生活中でしたが、帰省して沖縄の映画館で観ました

非常に良かったー…!と大満足で帰ってくると

なんと

フィリピンでも上映するというではないか。

 

不安しかないフィリピン上映

純粋に、大好きな映画が海外でも上映されることは嬉しかった。

しかし、嫌な予感しかしなかった

嫌な予感①どう字幕に起こすのか

観た人はわかると思うのですが、

  1. 覚えづらい肩書を背負ったいろんな人が大量に登場し、
  2. 各々難しいことを長々としゃべり、
  3. 短時間に大量の情報が注がれる。

そんな映画なのです。

音声は日本語、英語字幕での上映をフィリピンでするとのことですが、

HOW

すべてを字幕に起こすことは不可能

薄っぺらい内容になることはおろか、何が起こったかすら把握できず、どんどん展開が進み、観客は置き去りにされることでしょう

嫌な予感② 日本あるある

個人的に「シン・ゴジラ」はゴジラであってゴジラとは全く別物だと思っています。

「シン・ゴジラ」はゴジラ本体よりも、ゴジラに対して右往左往する日本政府・関係機関等、人々の選択・対応・人間模様のほうにスポットをあてており、日本についての基礎知識があってはじめて「面白がれる」部分も大きいです。

要するに「日本あるある」が認識されていないと面白がれない部分が多い

フィリピン人に「日本あるある」は当然通用しません
ではフィリピン人は「シン・ゴジラ」をいったいどのように面白がるのか。

 

つまり、

  • 映画の内容も完全に伝えることはできない(字幕の限界)
  • 内容を楽しむためにある程度(正直に言えばマニアックなほど)日本についての知識が必要になる

そんな状況でフィリピン人が「シンゴジラ」を観て楽しめるのか

不安だった

というわけです。

せめて

私の大好きな「シン・ゴジラ」がせっかく海外にきてフィリピンで上映されるというのに、上記の理由でフィリピン人には面白いと思ってもらえないかもしれない…

そう思ってひどく落ち込みました。

せっかく日本とフィリピンとのまた一つ新しい関わりのチャンスなのに…!
作品自体は素晴らしいのに…!

最後の砦はフィリピンに住む日本人です。

せっかくフィリピンで日本語で日本映画を上映するのだから、せめてフィリピンに住む日本人が楽しめるといいなと思い、

職場の日本人に対して「シン・ゴジラ」を絶賛し、おすすめし、日本人の同僚と一緒に私にとっては2度目の「シン・ゴジラ」をMOAまで観に行きました。

 

そして悲劇は起こった

 

フィリピンで「シン・ゴジラ」を観た

なんという…ことだ。

それは、始まって数分で発生し、私の心の淡い期待すら打ち砕きました

 

フィリピンで上映された「シン・ゴジラ」は

編集がなされ、セリフの多いシーンがカットされていたのです。

 

字幕が簡易になってしまうのは致し方ないにしても、シーンを切られてしまっては…!

唯一の希望であった在フィリピン日本人にとって楽しい「シン・ゴジラ」ですらなくなってしまうじゃないか…!

事情はなんとなく想像がつきます。
変わり映えしない背景の中、日本語が飛び交うシーンをフィリピン人に長々と見せても退屈する。それなら削ってゴジラ自体が移るシーンに比重を置く。

でも、「シン・ゴジラ」ってそうじゃないじゃん…ッ

 

無念です。

フィリピン人の反応は、

何が何だかよくわからないけど、ゴジラが登場した!
「ゴジラーーーーー(((o(*゚▽゚*)o)))」

というリアクション。

多くがストーリーから置いてけぼりになっていました

映画の楽しみ方は人それぞれだけど、それまでのストーリーがちゃんと伝わっていれば、「ゴジラキターーーーー(((o(*゚▽゚*)o)))」とはならない…!と思って口惜しかった。

上映中にもかかわらず、席を立ち、出ていく人はやはり多かったです。

というか、あんなに何人も出ていくのは初めて見た。

 

おきピン!無念の倒伏

「よくわからなかったけど、ああいうもんなのかなって思った」

一緒に行った日本人同僚にそう言われて、もうガックリも通り越しました

本当はこんなんじゃないんだよ…!どうか、日本でもう一度DVDを観てくれ…!

訴えたけど…観ないでしょうなぁ…。これもまた無念…

 

フィリピンには、アニメを中心にわりとたくさん日本の映画がやってきます。

今回「シン・ゴジラ」に関しては、大好きな作品だからフィリピンの皆さんとも一緒に楽しみたかったけど、相性が悪すぎた…。心くじけました。

 

ちなみに同時期に日本でも話題になった「君の名は」は「Your Name」というタイトルでフィリピンでも大人気となりました。

チッキショー!(しゃあないね笑)

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