こんにちは!
帰宅途中にIPadをひったくられました、おきピン!(@okipin_)です。
フィリピン生活3年間で、1番の損失でした。
ひったくりは悪だけど、私にも落ち度があったと思う。
やっぱ、そういうこともあるんですフィリピン。
道で絶対スマホ出すな!とは言わない。
けど、出すなら盗られる覚悟で使おう…!という話。
帰宅中にIpadひったくられた話
【時期】
次期はフィリピン就職1年目の11月末。
これからクリスマスへ向けて、どんどん渋滞はひどく、治安は悪くなっていく頃です。
帰宅のジプニーに乗っているときに事件は起こりました。
【場所】
案の定この日も、ひどい渋滞の中にいました。
位置はこのあたり。
Bicutanという町です。
このあたりは人が多く、たしかにちょっとトラブルの多い場所ではあります。
高速道路(黄色)があって、PNRという電車が走る線路があって、その脇を走るジプニーに乗っていました。
【位置】
ジプニーの出入り口に一番近い後ろの席に座っていました。
普段からジプニーに乗るときは、なるべく一番後ろに乗るようにしていました。
・何かあった時にすぐ降りられる
・熱のこもった車内で一番空気を得られる からです。
その時、私がしてたこと
毎日のように渋滞にはまって、うんざりしていました。
通勤の苦しみについては別記事で詳細に書いています。
周囲のフィリピン人はスマホを触ったりしているのですが、出したら盗られるかもしれないというのはわかっていたので、スマホを出すこともしませんでした。
しかし、同じ日々を繰り返すうちに次第に気も緩んでいき…考え付いたのが、かばんの中でIPadを使う作戦でした。
小さいスマホだと手の中からパッとひったくられる可能性がある。
それなら、大きなIPadをしかもかばんの中で使うのであれば、良いのではないか…!?
もちろん、かばんごともっていかれては元も子もないので、ショルダーバッグのヒモはしっかり肩にかけています。
結果、
かばんの中からがっつりひったくられていきました。
iPadひったくりのその瞬間
かばんのヒモをしっかり肩にかけた状態で、
かばんのチャックを開けて、
かばんの中でIPadを使っていました。
あらためて書くと「ほんとバカだったな~^^;」と思うのですが、当時は退屈が勝ってしまった。
傍らにはついさっき立ち寄った市場で買った米2キロ。
周囲に気を配ってるつもりでしたが、盗られるときは一瞬でしたね。
iPadを盗ったのは乗客ではありません。
出入り口の外からかばんの中に手を突っ込まれて、
今まで触っていたIPadが目の前から消えました。
消えたIPad
今まで使ってたIpadがパッと目の前からなくなって、最初何が起こったのかわかりませんでした。
バッと顔をあげるとTシャツ&ハーフパンの20~30代のフィリピン人男性の手の中に私のIPadが。
そして私のことをじっと見つめているのです。
いまだにわからない。なぜ彼がさっさと走り去らなかったのか。それがよりいっそう気持ち悪かった。
コンマ1秒お互いの視線が合った瞬間、走り出していました。
犯人が。
そして
私も
人間はとっさに何をするかわからない
私がまず思ったのは「写真…ッ!」でした。
本体は買いなおせても、中身は戻らない。
けど、そうは言っても
一切の躊躇なく走り出した自分には、さすがに私自身ビックリしました。
第一声
「ゔおい!!」
めちゃ野太かった(私)
そして、
尋常じゃなく低かった(笑)
その後も「ゔぉい!」「待でぇぇえええあぁぁぁあああ‼‼‼」を繰り返しながら追いかけるのですが、
声!!
追いかけたこと自体の他に私の落ち度があるとすれば、
私の声・形相が凄まじすぎて、逃げてる人と追ってる人がどっちが悪者かわからないから周囲が助けようがない、ということだった気がします←
アホすぎる結末
残念ながら、運悪く歩道には誰もいなかったため、捕まえてもらうこともできず、
どこまでも続くかに見えたフェンスは一部壊れた部分があって、そこから犯人は線路内に進入。
私がなおも追いかけてくると見るや、高速道路への塀をよじ登って、向こう側へ消えていったのでした。
さすがにそこまでは追いかけられない。
勢いだけで追いかけてきてしまったので、来た道を戻ると、ついさっきまで乗っていたジープのから声をかけられた。
「あなた!お米忘れてるわよ!」
買った米を置いて走り出していたのである。
救ってくれたのもフィリピン人だった
「何があったの?急に叫びながら走っていくからびっくりしたわよ」
iPad盗られた瞬間はだれも見ていなかったらしい。
急に私が叫びながら走っていって、それではじめて「何事⁉」ってびっくりしたとのこと(笑)
事情を話すと
「え、追いかけちゃだめだよ!」
「銃持ってたかもしれないんだよ」
「無事でよかったよ」
と口々に言われました。
ただ一緒に乗り合わせただけなのに、本気で身を案じてもらってありがたかった。
最終的には隣のお姉さんが「一緒に交番まで行ってあげる」と言ってくれて、交番まで行って、2本目のジプニーに乗るところまで見送ってくれた。
この人たちの優しさがあったから、この日は最悪の日にならずに済んだし、フィリピン人のことを嫌いにならずに済んだのである。
まとめ
結局iPadは帰っては来ませんでした。
Appleの純正品(刻印なし)でしたから、良い値で売れたでしょう。
いいクリスマスを過ごせよ…!(キラン)
絶対にスマホは出すな!とは言えないです。
やっぱその後もジプニーでスマホ使うシチュエーションがあったから^^;
ただ、「盗られてもおかしくないという覚悟で使う」それは意識してたし、意識すべき。
そして盗られたときには追いかけてはいけません。
本日の教訓:
①盗られたくないものを見せびらかしてはいけない
②見せびらかすのであれば盗られる覚悟で使わなければならない
③ひったくりにあった時は、危険なので追いかけてはいけない
皆さんもどうぞお気を付けください。