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【もう渋滞にイライラしない】見方を変えたらフィリピンの交通ルールがわりと好きになった話

フィリピンの交通ルールについて フィリピン
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こんにちは!

フィリピンの渋滞にはうんざりだ…!おきピン!(@okipin_)です。

鳴りつづけるクラクション
狭すぎる車間距離
所構わず横断する人々
急停止するジープに、爆走するバス

そしてなにより…

車線無視のぎゅうぎゅう詰め渋滞

日本人がフィリピンにやってきて
まず一番に驚き、そして辟易するのがフィリピンの交通状態かもしれません。

うんざりしても状況は変わらないので、ポジティブに考えてみた。

この記事は決してフィリピンの交通ルールを推奨するものではありません。
フィリピンの交通によってイライラしないための考え方の話です。

どうしてこうなったフィリピン

どうしてこうなのか。
3年間で着地した結論はこうです。

フィリピンに交通ルールはないのだ。

あるとすればたった一つ、

ぶつからないこと

たった一つのルール「ぶつからない」

日本では

お互いに決められた交通ルールを守る事で事故を防ぎますが、

フィリピンでは

お互いにぶつからないように気をつけ合う事で事故を防ぎます。

裏を返せば、ぶつかりさえしなければなんでもあり

 

ぶつかった時に「こっちはルールを守ってた」という主張は通らない事もあるという事です。

だって、結果ぶつかっちゃったんだもの。

 

そんなの馬鹿げてる!と思うかもしれませんが、そのとおり!

日本のものさしで測るとどう考えたっておかしいんです。
そしたらイライラするんです!(ムッキー!)

でも、彼らのもってるものさしについて思いをはせたらイライラすることが減りました

ぶつからないことだけを意識する交通ルールってどんなものなのか。
日本の常識をちょっとの間だけ、横に置いて続きを読んでいただけると幸いです^^

融通が利く

「融通が利く」はちょっと言いすぎですが、

その場その場の判断で、
自己責任で最善(と自分が思う)策がとれます。

たとえば信号が赤だけど、車来てないから渡っちゃいたいとか

日本の車通りが全くないのに信号が赤だからと止まっている様子はフィリピン側からすると、馬鹿げてるとまでは言いませんが、かなり謎かもしれません。

 

フィリピンでは、ルールを守り、システムにしたがうよりも
時と場所に応じて対応するという方に重きを置いています。ただし自己責任で

 

それは共通のルールの下にお互いが約束を守る世界より、単純に自由度が高い

そしてフィリピンにおいてはそちらが選択されている。
それだけです。

 

でもこれだけでは自由度は増すけど危険度も増します

そこでもう一つ↓

「事故が起こるかもしれない」という意識が高い

ルール的にはダメだけど、
割り込みしたい時、
急停止したい時、
渋滞してる時に幅広の道路のスペースをもったいないと感じる時、
今左折ならいけるよなぁと思う時、
フィリピンでは自己責任でやりたいことがやれます

 

でも、日本でそれをやるとルール違反です。
相手も想定していないので事故につながる可能性があります

 

そう、
ルールがある世界には「ルール違反」と「想定外」が生じます。

 

日本では交通ルールさえ身につけば無意識に歩き、無意識に車を運転していました
もちろん安全を心掛けていましたが、「いつ何が起きるかわからない」という気持ちで常にいるほど強く意識はしていません。

 

その点、フィリピンは
まじでいつ何が起こるかわからない。

そしてそのことについてお互いがお互いに意識し続けているので、、、

 

  • 突然の割り込みが起こるけど、
    お互いそうなるかもと意識しているので対応ができる。
  • 急な車線変更が起こるけど、
    これも想定内
  • 青信号で走っていても、
    赤信号を渡る歩行者のために止まる余裕を持ち合わせてる。

など、

いろんなことが起こりますが、その対処もまたできるのです。
(もちろん、何でも起こりうると認識していても事故は起こるときには起こります)

 

それは日本人が傍目に見ると、
なんだこのひどい有様は」と思うし、
交通ルールをみんながみんな守っていないように見える」のでイライラするのですが、

 

そうじゃない。

 

目の前に広がるのは、
いろんな人が自分のしたい事をやり、いろんな人がそれに対応したが故のカオス状態なのです。予定内カオス。

 

クラクションが多いのも、単なる「私はここにいるよ!」という合図でしかないことが多いです。
(「はよ発進せんかい」の時もあるけど)

 

みんながのびのびと自己実現できる。周囲はそれを禁止するのではなく、受け入れ対応していく。

 

そう思ったら、フィリピンの交通スタイルも好きになりました。
交通渋滞1つとってもいろんなドラマが伺えます。
それはきちんと並んだ日本の交通渋滞には見られないものです。

まとめ

それぞれが自分の意思とは関係なく、ルールを守ることでアクシデントを防ぐこと

みんなが意思を持って動くからどこもかしこもアクシデントだけど、それについて了承しているからアクシデントがアクシデントにならないこと

どっちがいいかじゃなくて、
そういうものなのだ、と思えれば少し心も軽くなる(かも)

 

しつこいですが、フィリピンでは日本の交通ルールを守らなくてもよいっていうことではないですよ
いや、日本の交通ルールは守らなくてもいいけど、自分の身を守るための選択と行動をしてくださいね!(そしてそれはだいたい日本の交通ルールと同じです)

 

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