新卒でフィリピン就職し、3年間フィリピン暮らしをしてました、おきピン!(@okipin_)です。
「フィリピン就職を目指しているんですが、どう思いますか?」
経験者として、これからフィリピン就職を目指す人々にアドバイスを求められることもあります。
私は3年でフィリピン生活にピリオドを打ちましたが、けしてフィリピンが嫌になったわけではありません。(帰国の理由はこちら)
今フィリピン就職を目指している人に、そのメリットを聞かれたらどう答えるかなって考えてみました。
フィリピン就職は未来があるのか

肌であきらかに感じる国の勢いと発展
今もちょいちょいフィリピンを訪ねるのですが、
1カ月離れただけで
①新しい建物が増え
②新しいシステムが増えています。
バスのルートや役所の手続きなど、来るたびに細々としたルールが変わっているのは困りますが、来るたびに新しい発見があるのは楽しい!
単純に「日本よりも未発展で伸びしろがある」ということもあると思いますが、変化していくことに対して前向きで柔軟に対応している人間性が多くの人に備わっていて、それでどんどん変わっていけるというような気がします。
人口が多く、若者の割合が高い
経済発展においては、人口の多さと若者の割合も重要になります。
フィリピンの人口は約1億人。
日本とほぼ同じ人口でありながら、この先、高齢者の割合がどんどん高くなる日本とは異なり、フィリピンは若者の割合が高い!
ますます経済が活気づいていくことが予想できるので、わくわくします♪
裁量が大きく、色々な経験ができる
海外就職、とくにアジア就職の場合は、任される仕事が多岐にわたり、いろいろな経験ができるというメリットがあります。
私は新卒で海外就職したのですが、ただ一人の日本人スタッフとして「Finance Officer」という肩書はあれど、日本人の来客対応から蜂の巣の駆除まで、ありとあらゆることがお仕事の一部でした。
新卒一年目でスタッフに指示出しをしたり、円滑な
コミュニケーションのために日比従業員の間で立ちまわったりした経験は、絶対に日本では得られなかったものだと思います。
逆に、いきなり海外に行ったので、
・日本のビジネスルールがわからなくて困ったり、
一人きりの日本人スタッフだったので
・先輩・同期がいないので相談する相手がいなくて困ったり、
苦しい思いをすることも全くないとは言えませんが、それでも私は私が得た3年間のフィリピン就職の経験をとても気に入っています。
アジア海外就職の魅力

物価が安い
今はまだ日本と比べて物価が安い!
それは間違いなくアジア海外就職の魅力です。
物価が安く、生活費を抑えることのできる国で、外国人としてお給料を高くもらえる仕事ができれば、通常よりちょっと贅沢したり、より多くの貯金をすることができますよね。
日本に近く、時差がほぼない
帰省や出張で日本との行き来の機会が多いとあらば、日本との距離が近いほうが体力的にもラクです。
フィリピンと日本は4時間程度で行き来できます。
フィリピン就職ならではの魅力

英語が話せる
他のアジア各国と比べて、フィリピンに明らかに優位性があるのは、国民が英語に慣れているということ。
他の国では、たとえビジネスの上では日本語・英語を用いてのやりとりだとしても、日常生活の上では現地の言葉を覚える必要があります。
つまり、生活のために現地語を覚えなければならないという負担が発生します。
しかし、フィリピンでは公用語は「フィリピン語(タガログ語)」ですが、第二言語としての英語が広く普及しており、日常生活の上でも相手がこちらに合わせて英語で対応してくれることも多いです。
都会であれば、現地語を覚えなければいけないということはありません。
私が最終的にフィリピンを選んだのも、この「英語」という部分が大きかったです。
外国人に対して心がオープン
実際にフィリピンで暮らして気づいたのはこの部分。
フィリピンに3年間いて、「外国人として暮らす疎外感」のようなものはほとんど感じなかったように思います。
人を許容する懐の深さがフィリピン人にはあって、それで外国人の私も常に受け入れられているような気持ちで過ごせたのだと思います。
外国人・高齢者・障がい者など、日本では生きにくくなっているような人々が助けられている様子をたくさん見かけました。
他のアジア各国については、暮らしたことはないのでわかりませんが、フィリピンはそういった人々の心持のおかげで、とても暮らしやすい国だと思います。
フィリピン就職のデメリット

これからのフィリピンの経済発展を想う上で、唯一ネガティブに感じているのは、フィリピン人は現状に満足するタイプの人が多く、野心をもって努力する感じではないことです。
一番初めの項目で「変化に対して柔軟である」といいましたが、自ら望んで変化を求めるタイプではないように思います。
向上・発展・進化、それらのものにはさほど興味がなく、むしろ「今持つものでどう幸せになるか」ということを体現するのが上手です。
それでも国自体に高いポテンシャルがあるので、じわじわと経済発展していくとは思います。
ただし、他のアジア各国よりフィリピンの方がぐんぐん成長していく!…のかは、私にはわからないですね。
一緒にいて「どうしてもっと頑張らないんだ…!」と歯がゆく思うことは多かったです。
まとめ
フィリピンで3年暮らした今思う、フィリピン就職の魅力を考えてみました。
高いポテンシャルがあり、英語が通じて過ごしやすい
安定した暮らしを望むより、未知の分野でどれだけやれるか試したい!というタイプの人にとっては、やはり今もチャレンジするに値する決断だと思います。
私もまた別のアプローチで、フィリピンに挑戦していきたいと思ってます。
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