日本に帰国してから1か月がたちました。
現在求職中ですが、いやぁ~フィリピンでの働き方ってのはすごく良かったな~と思います。
私の職場には日本人コミュニティーとフィリピン人コミュニティーが両方あって、私はその中間に立っているような形でした。
2つの異なる働き方を見ながら働いてきましたが、私はフィリピン人の働き方の方が好きだ!
今回はフィリピンでフィリピン人と働くというのがどんな感じなのかをご紹介します!
仕事とプライベートは別!
定時で帰る+仕事後の付き合いなし
私がフィリピン人と一緒にいて強くに感じるのは、彼らの中にはしっかりと「お金よりも家族が大事である」という気持ちがあること。
生活のために働くことは必要ですが、働くことがプライベートを圧迫するようでは意味がない。
仕事の間は仕事、終わったら即帰ります。
お給料日とかに、たまにごはんや映画に行ったりもしましたが、基本すぐ帰りますね。
皆その意識を共有しているので、定時で帰るからと言って仕事仲間どおしの関係が悪いなんてことはありません。
仕事の後に時間を作らずとも、もともとフィリピン人の気質として、人と(特にフィリピン人どおしは)家族のように接するので、すでに1歩親しんだ付き合い方をしてますね。仕事上の関係であっても。
(仕事以外では合っていないはずの荷物集荷の人の家庭事情を知っているとか笑)
さらに同僚どおしの親交を深めたいとあらば、あとで紹介するアウティングやクリスマスなどのイベントで深めることができます。
自分の感情はべつ。仕事は仕事
仮にあまり職場の人間関係に溶け込めなくても、皆「仕事は仕事」と割り切って働いているので居心地の悪い思いをしにくい。そこがまた「フィリピンの働き方いいな~」と思うポイントです。
実は私がフィリピンで働き始めたとき、一部のフィリピン人から嫌われていました。
新卒でいきなりフィリピン就職したペーペーの小娘でも、日本人だから自分よりお給料が高い。おもしろくないのは当然です。
でもそれでなにが起こったって、挨拶しても返ってこなかったぐらいです。
仕事に支障が出ることなど全くなく、話しかければ応答してくれます。
仕事は仕事。当たり前のように聞こえますが、職場の人間関係に頭を悩ませることって多いですよね。
個人の感情を職場に持ち込んで嫌がらせをする、働きにくい環境になるって残念ながら、まぁまぁよくある話です。
腹黒とかとはまた違って、「お前が嫌いだ」っていうのは全面的に出てるんです笑
でも、仕事はちゃんとする。
私のことだけじゃないですよ。職場で気が合わない人どおしなんてごろごろいますよね。
日本は個人の感情が働き方や職場環境にも反映されて、フィリピンはそれがないと断言するつもりはないし、ケースバイケースではあると思いますが、廊下ですれ違うことすら避けている2人が、仕事の面ではしっかり連携とっているというような場面をフィリピンではよく見かけて印象的でした。
ちなみに「仕事さえちゃんと出来れば、仲良くならなくてもいっか」って思い割り切って、私も私のやることをしっかりやっていたら、最終的にはちゃんとみんなに認めてもらえました。
フィリピン人の性格
自分の仕事はきっちりやる
前述した「仕事は仕事」の話とつながりますが、フィリピン人と働いててすごく感じるのは「自分の仕事は自分の仕事」と役割に対してプライドをもって取り組んでいるということ。
失礼な話、フィリピン人の働き方としては、「なまけもので適当」というイメージがありました。
でも一緒に働いてみると、それは大間違いだった。
「自分の仕事」と認識しているものについては責任を持ってやり遂げます。
逆に、良かれと思って余計な手出しをすると、たとえそれが助けになるものであっても良く思われないので要注意。
「怠ける」の定義がちがうのでしょうね。自分の仕事をやったら終わり、じゃないだろ!というのが日本の文化だから日本人の目には怠けて見えるのかなと。フィリピンでは「自分の仕事」が終わったら終わりです。
それゆえ自分の仕事と思っている以外の部分へのカバーは甘いです。突発的に発生する雑務については日本ではお互いにカバーし合うのが通常だと思いますが、フィリピンでは「それは私の仕事じゃないし」と平気で言われます(苦笑)
以上を踏まえ、私が働く際に意識していたのは3つ。
①担当業務については信頼して任せること
②ただしフィードバックが少し弱いので、こまめに現状確認をすること
③突発的な雑務は私が拾うつもりで、拾いモレのないようにすること
突発的な雑務についても、拾うのは私ですが、1度「あなたの仕事」としてお任せしてしまえば、自分の仕事として責任をもって取り組んでくれるので、うん、やっぱ働きやすいフィリピン^^
親切で温かい
これは多くの人がよくいうフィリピン人への印象ですね。フィリピン人優しい^^
フィリピンの企業の風習
お給料は月に2回
2倍じゃないですよ。半分ずつ2回に分けて渡されるんです。
お給料計算する身としては業務が月に2度発生するということで少々面倒ですが、単純にお給料日が2回あるのは嬉しい!(私は)
メリエンダ(ミリエンダ)
ざっくりいうとおやつタイムです。
フィリピンの企業ではだいたい10時ごろと15時頃に休憩時間をとって、おやつを食べます。
売り子のお姉さんがその時間に合わせて軽食を売りに来るぐらい本格的にちゃんと休憩とる。
しかも「おやつ」というのが、クッキーやカップケーキにとどまらず、餅っぽいのとか、スパゲティーなどもOK。もはや軽食ですね。
果たして今後日本で働くうえでメリエンダなしでやっていけるのか。
「日本では始業からお昼まで何も食べないよ~」と言ったらめちゃめちゃびっくりされます。私ももはや想像つかないや。日本にもメリエンダ導入しようよ。
アウティング&クリスマスパーティー
「クリスマスとアウティングが充実してないから、会社辞めます。」なんて話もあるほど、重視されている2大イベント。
アウティングとは簡単にいうと社内旅行です。(もしくは遠足)
年に1回みんなでおでかけ♪しかも、社員それぞれ家族を連れてきて良いので、ものすごい大所帯になります。
100人規模なんてザラ。
旅先として一番人気なのはやはりビーチです。
そして思い思いに過ごす。演芸大会があったりもするけど、基本自由ですね。
クリスマスについてはさらに独特な文化がいろいろあるので別記事で詳しくまとめます!