2018年2月に地震のあった花蓮。
3か月経って、現状視察もかねて遊びに行ってみたら、意外と地震の影響はないみたい。
余震は気になるところですが、決して「今行くと危ない場所」というわけではないと感じました。
街(食)・山(太魯閣)・海(七星潭)と花蓮には見どころがぎゅっと詰まっています。
今すぐにとは言わずとも、すごく良い場所だったのでいつかは訪れてほしい場所です。
気になる太魯閣の地震の影響は?
太魯閣は自然の山です。
2月の地震の影響は確かに気になっていました。
行くか行かないかから考え、結局、山道は歩かず。
でも、バスで太魯閣終点の天祥まで行ってみて、車の通る道の様子は確認してきましたよ。
結論から言うと、2008年5月現在⇒意外と大丈夫。
街に引き続き、意外と大丈夫なんです…花蓮…!
それなのに観光客が一気に減ったとあれば、本当に残念ですね。
もちろん皆自分の身は自分で守らにゃですから、花蓮旅行をキャンセルした人を責めるつもりは全くないですが、ただただ残念。
バスの通り道に、崩れっぱなしの個所などなく、非常にスムーズでした。
工事車両は見かけましたが、地震ゆえというよりはずっといるんじゃないですかね。太魯閣公園の発展の為に。
あ、そうだ。
太魯閣って、終点の天祥とその前の緑水の間が一部、一方通行の細い道になっているんです。
数分おきに道を譲りあって通るので、バスが対向車待ち渋滞で停止した時には「落石事故か⁉土砂崩れか⁉どうした!!」とかなり不安になりました。そこだけ一方通行なだけでした笑
ただ、地震うんぬんではなく、日常的に落石のある山ですので、訪れる際にはそれなりのリスクを考慮する必要があると思います。
それでも今度は歩いてみたい。
自然の雄大さ、人の手にはおさまらない恐ろしい部分を感じ、震えるほど素晴らしい景色でした。
バス旅だったけど、無事に花蓮駅に着いた時にはほっとしました。
それではさっそく、今後花蓮へ行く人へ。
実際に花蓮に行ってきた私が「誰かに案内したい花蓮」のスケジュールを勝手に作ってみたのでご紹介シリーズ。
今回はバスで太魯閣・七星潭へ行く編です。
おすすめ花蓮の旅スケジュール
1日目[午前] 台北から花蓮へバスで行ってみる!
可愛い・安い・居心地いい花蓮の宿
1日目[午後] 花蓮の街歩き~食メイン~
2日目 花蓮の2大名所「太魯閣」「七星潭」へ! ←今ココ
3日目 花蓮から台北へ電車で帰ってみる!
太魯閣と七星潭とは
花蓮の街の中心から少し離れた場所にある2大名所。山と海です。
太魯閣
写真が悪くて申し訳ない。「太魯閣」でググるとたくさんきれいな写真が出てくると思います。
山です。大迫力だった!
七星潭
花蓮の街から15分ほどで到着する海です。
まーっすぐの道がどこまでも続いていて、サイクリングとかしたら気持ちよさそう!
こちらも天気悪くてめっちゃ写真が悪いですね!すみません!
今からご紹介する花蓮客運のバスはまず七星潭を通って、太魯閣に向かいます。
ってことはつまり… 1日で両方いけちゃう!
このバスは1時間に1本しかありません
七星潭は近場なので、ほかにもいろいろな種類のバスが通るようです。
七星潭だけに行きたいのに時間がもったいないなぁという方は他のバスを使ってもよいかと。
一日乗車券
花蓮客運のバスがおすすめな理由のもう一つは、1日乗車券があるから
写真が1日乗車券です。250元
2日乗車券だと400元。
バスに乗る時と降りる時にも提示します。なくさないように気を付けましょう。
1日乗車券を用いない場合は、乗り込むときに行き先を伝え、お金を払うシステムです。
中国語でのやりとりができないとちょっと厳しいですね。。。
ほとんどすべての人がこの乗車券を使っていました。
【一日乗車券のいいところ】
バスに揺られながら降りる場所を考えられる。バス車内で降りる場所を変更できる。
前払いなので普通運賃では、降車場所の変更ができない…。道の混み具合や気分でぴょんと降りれる方がいいですよね。
中国語でのやり取りが必要ないので乗り降りがスムーズ。
バスを止めて、乗り込むときにごちゃごちゃやり取りするのはハードル高いです。
運転手さんすごくせっかちで、バス停に人がいないと見るやどんどん通過していきます。
降車場所
(クリックすると大きくなります)
バス乗り場の案内前に降り場の紹介かい!Σ って感じですね。
先にスケジュールたてましょ。
まずはさらっとご確認ください。バス停一覧。
(行きと帰りで一部ルートが異なります)
【花蓮駅⇒天祥(太魯閣)】
- 花蓮駅 オレンジ色の建物
- 七星潭 海
- 新城駅 駅(台北から花蓮への道のりで実は通過していました)
- 太魯閣 門
- 太魯閣遊客センター
- 砂卡礑
- 布洛灣
- 燕子口
- 緑水
- 天祥
【天祥(太魯閣)⇒花蓮駅】
- 天祥
- 緑水
- 燕子口
- 長春祠歩道
- 太魯閣遊客センター
- 太魯閣
- 新城駅
- 七星潭
- 花蓮駅
それぞれピックアップしてご紹介↓↓
花蓮駅
乗り場ここ!オレンジの建物です。この後詳しく案内します^^
七星潭
先ほど紹介した海。花蓮駅から15分ほどで到着。
新城駅
じつは台北から花蓮へ来る途中で、電車に揺られながら通過していた駅。
つまり、初日に太魯閣に行きたい!とあれば、花蓮に着く前にこの「新城駅」で下車してバスに乗って太魯閣に行けます。
太魯閣
太魯閣の入口の門のところ。太魯閣を調べたときに、この門で撮られたであろう写真がたくさんヒットしたので、太魯閣に行ったら寄るべき場所!と思っていましたが、意外と小さかった…
左に見えるバスの位置で下車することができますが、ここで降りると次のバスは1時間後だし、太魯閣の山へは大きな川に架かる橋(下の写真)を渡って対岸へ行かねばならないのでちょっと大変かもです…
私もこの写真は太魯閣から花蓮に帰るときにバスの中でサッと撮った←
がっつり歩きに来たよ!っていう人はここで降りて、入口で写真撮って、太魯閣を存分に歩きつくしてもいいかもですね^^
太魯閣遊客センター
車で来た人はここに停められます。大きな駐車場があって、インフォメーションセンター・食事処・お土産屋さんなどがある太魯閣散策の起点です。
砂卡礑・布洛灣・燕子口
太魯閣の山の中の三大名所。ここから車が通れない道をアドベンチャーします。
砂卡礑が一番観光客が多く、この場所から太魯閣遊客センターまで歩くコースに太魯閣を訪れた観光客の7割がいました。
小さいですが、岩の下の方を横切る切れ目に白い点々が見えますか?あれは人です。
こんな感じでバスから降りて、歩くのが太魯閣名物。そりゃあ落石覚悟してなきゃですわ。
天祥
橋・お寺・食事処・お土産屋さんなどもあります^^
広々としてるし、ちょこちょこ見どころもあるし、のんびり過ごせていい感じ~
太魯閣スケジュールのおすすめ
まず、心しておかねばならないのが落石の危険性。太魯閣全体で土砂崩れ、落石などは日常茶飯事です。
自動車さえつぶれてしまうほどの大岩が落ちてくることもあり、怪我や死亡事故も生じます。
・それでも行きますか?
・どこまで奥へ行きますか?
・降車して歩きますか?
来てよかったと思える素敵な場所でした。でも、リスクと合わせてよくよく考えてみてください。
私が友人に提案したのは
とりあえずバスで終点の天祥まで行き、あ、ここで降りてみたかったという場所があれば、戻りの際に立ち寄る。
太魯閣遊客センターと天祥はひらけた場所にあるので、そこで落下してきた石に直撃するリスクはまぁないと思います。
(もちろん天祥まで向かうバスの中で落石事故にあう可能性はあります。車内なので直撃は免れます。)
結果、私たちは時間の都合もあってバスを降車して山の中を歩くことはしませんでした。
花蓮から天祥へ、そして天祥から花蓮駅へ。バスの中から山の風景を見るだけでもとても楽しかったです。
前日花蓮の街を歩き倒しだったので、歩く元気がなかったという理由もあります(笑)
(ガラスにひびが入っています。落石の影響か…?)
終点の天祥では帰りのバスが出発するまでお寺をまわったり食事をしたりして過ごしました。
天祥の様子はこんな感じ。
お寺の本殿まではかーなーり階段を上るようだったので、我々は門で引き返しました(笑)
バス乗り場
太魯閣行きのバスは「花蓮客運」という建物の前で発着するバスに乗るのが一番わかりやすいです。
駅と向かい合ったときに右側にあります。オレンジ色の建物なのですぐにわかるはず
建物内でチケットを購入し、バスに乗り込むときに提示します。
バスは1時間に1本。時間までは建物内の待合室で待ちましょう。
お弁当と飲み物は花蓮で買って、太魯閣に持っていくべし。待合室には自販機がありますよ~
ただし、「太魯閣遊客センター」もしくは「天祥」で降車するなら、食べ物屋さんもある!
いろんなバスが入れ代わり立ち代わりやってきます。違うバスに乗ってしまわぬよう注意!
チケットと一緒にパンフレットをもらって、次にやってくる太魯閣行きのバスの時間をよく確認しましょう!
バスの車内はこんな感じ。おすすめは一番後ろ。
座席が少し高くなっているので窓の外の様子がよく見えます。ただ、めっちゃバス酔いする。
右側と左側、どっちの座席が景色がいい?
おすすめは右側です!
右側:七星潭の海、太魯閣の前半・後半の景色が良く見える
左側:太魯閣の中盤の景色が良く見える
どっちに座っても見どころポイントがありますよ!
帰りのバスはバスの種類が違った↓
何種類かで運行されているのだと思います。
太魯閣行ってエネルギーが残っていたらぜひ七星潭にも寄ってみてください^^
以上!太魯閣と七星潭の行き方でした~